占いの話
占い好きの人に話題のホロスコープ診断を見せたら、項目ごとに、これは当たっている!これは当たっていない!と報告をされる。
自分じゃ割と逸脱的に…道理や仕組みを迂回して、考えて考えまくった結果の選択があるとして、それがさも運命のように書かれていること、実に風情がない…
星の思い通りになっちまったのか…
人生、決まっていたのだとしたら産まれた時に壁に貼っておいてほしいし、それ見てもう少し上手いこと生きられたのでは?
そう言いながらも、都合の悪い性質は(ほら見ろ 星も巡ってる!)と開き直ってしまう……
人間なので
その人は姓名判断の運勢が凶らしく、わざわざ見せてくれた。
「だからこうなっちゃったのかな」と聞かれても…
複数人試すうちに、姓の凶要素を名の運勢で相殺するというのがセオリーとわかってくる。
中には「大大吉」なんてものがあって、大勝利や名声などが与えられるらしい。
その人の名付けの際、字画は検討せず響きと意味合いだけで決めたとのことで、
「風流で良いじゃないですか」と言ったら
「凶を前にしたら風流も霞む」と絶望していて
はぁ…確かに…となる。
Googleで「日本で最も多い男性の名前」と検索する。「田中 実さん」が2600人ほど存在するそうだ。
全国各地の田中 実さん達、皆同じ人生を送っているわけがない。
つまり、「あなたはただ粋な感じで名付けられた人です!運勢もクソもありません!」ということである。
解散!
おわり