占いの話
占い好きの人に話題のホロスコープ診断を見せたら、項目ごとに、これは当たっている!これは当たっていない!と報告をされる。
自分じゃ割と逸脱的に…道理や仕組みを迂回して、考えて考えまくった結果の選択があるとして、それがさも運命のように書かれていること、実に風情がない…
星の思い通りになっちまったのか…
人生、決まっていたのだとしたら産まれた時に壁に貼っておいてほしいし、それ見てもう少し上手いこと生きられたのでは?
そう言いながらも、都合の悪い性質は(ほら見ろ 星も巡ってる!)と開き直ってしまう……
人間なので
その人は姓名判断の運勢が凶らしく、わざわざ見せてくれた。
「だからこうなっちゃったのかな」と聞かれても…
複数人試すうちに、姓の凶要素を名の運勢で相殺するというのがセオリーとわかってくる。
中には「大大吉」なんてものがあって、大勝利や名声などが与えられるらしい。
その人の名付けの際、字画は検討せず響きと意味合いだけで決めたとのことで、
「風流で良いじゃないですか」と言ったら
「凶を前にしたら風流も霞む」と絶望していて
はぁ…確かに…となる。
Googleで「日本で最も多い男性の名前」と検索する。「田中 実さん」が2600人ほど存在するそうだ。
全国各地の田中 実さん達、皆同じ人生を送っているわけがない。
つまり、「あなたはただ粋な感じで名付けられた人です!運勢もクソもありません!」ということである。
解散!
おわり
丸の内おっさんずラブの話
海外赴任中の人が、「アメリカの家、火災報知器の反応が良すぎて餃子を焼いたら絶対に警報が鳴る」という話をしかかったところで焼餃子が運ばれてきた。
「元気かどうか確認しに来たんだよ」
「私の」「そうだよ 元気?」
海外赴任の人と関西に戻ってしまった人が久々に集合する進捗ご確認会だと思っていたら、私の体調を確認する会だったらしい。
元気元気〜!!としか出てこなくて、聞きたいのはそういうことじゃないだろうなと思いながら、お通しをつつきまくる。
風邪が治らない話をするのもやめておいた。
代わりに、オフィシャル髭の人が髭が生えていないことや、IGTVの話、YouTuberなどの話を教えてあげた。SNSをしていないとそういう話に疎くなるらしい。
「とにかく金が欲しいが、マネジメントはやりたくない」という話をしたら、
「稼げる仕事紹介しようか?」と売人かマルチみたいな誘い文句が出てきた。悪人か?
それその辺の餃子屋でする話?と思ってコソコソしたけど、某外資保険会社の営業職で、基本給200万+インセンティブ=2000万という普通のハイリスクハイリターンの仕事だった。
期間決めればノリと勢いでやれそうな気がするな。
やれないわけないし…万一無理だとわかれば元の仕事をやればいいし…特に失うものなどないのだし…
昨日読んだ占いに書いてあった
「過剰とも言えるレベルの自信で突撃していく」という一文を思い出し、固く目を閉じる
悪人もとい筋肉の人が言うには、丸の内を歩いていると保険会社の人が突然目の前に現れて「転職しませんか?」と声をかけるらしい。
怖すぎない?
「爽やかでいいなと思って!」と褒められるらしいんだけど、(もうそれはコリドーじゃん!)とデカい声を出してしまった。
おじさんが昼下がりにおじさんをナンパする光景…
昼下がりの丸の内で、心身ともに健康そうな見目好い人を必死で探すラブゲーム…
人生のやりくりを考えながらレモンサワーのレモンを一生懸命絞ったけど全然絞れていなくて、筋肉がある人にお願いした。
レモンは皮の方を下にして絞るといいらしい。
筋肉がある人は何でも知ってるな。
「絞りすぎると苦くなりますよ」と運んできた店員に言われたけど、レモンサワーって苦いものじゃないんだ…?
レモンの味、どこまで感じたら正解かわからなくて、とりあえず入れられたものを飲んだ。
おわり
仕分けの話
妙齢の人に「渋谷系聞いてるタイプだったの?」と驚かれて、別の人が「もう今の子は○○系みたいなのないんですよ」と返していた。
私は(私って…今の子に入るんだ…よかった)と思っていた。
10年前くらいの某アパレルの「何系でもない」というCM、当時も流行ったけれど、今見ても全然古くない構成と内容…
赤文字でも青文字でも、紫でも茶色でも何でも来やがれ!という人は多いのではないだろうか
初めて会う人に対して、心の中で(○○が好きそう)みたいな大予想大会をすることがよくあって、
当たると「フフ 最高だな」ってなるし、
外しても「そんな一面が!?詳しく聞かせてください」みたいな気分になる。
区分けされるのを嫌がる人もいるからデカい声では言えないけど…
カテゴリ分けといえば、昔読んだDos Monosのインタビュー記事はお気に入りだ。
ライターの私怨が見えるので、愉快な気持ちになる。
日本のラッパーはファッションブランドと組んで活動するタイプ、メインストリームに出てタレント化していくタイプ、ギャングスタ・スタイル*1、生活密着型*2、自意識/サブカル系*3などさまざまに分類されるが、(以下略)
(*1)暴力や犯罪をテーマとするギャングスタラップと呼ばれるジャンルのラッパー
(*2)日常生活の何気ないことをラップにするラッパー
(*3)オタク・ニコニコ動画文化を含む、アングラ文化出身のラッパー
「生活密着型」っていう表現も区役所感があってフフッてなったけど、「自意識/サブカル」に関しては(ブチ切れられるのでは!?)と笑ってしまった…
これ一般的なネーミングなの?
私は占い師なので、自意識冷笑サブカルたちが吠えまくる、荒寥たる景色が見えます。
カンパニーフロウを聴きたくなった。明日覚えてたら聴こう。
おわり
起き上がらない話
この世には「重い毛布」という商品名のものがあり、バカ売れしているという。
必ずしも「重い」はネガティブワードではない、特に重力という場合。ふかふかの何かに押さえつけられて息苦しくなりながら寝るの、メッチャ好き!!!!!
来たる冬に備え分厚い羽毛布団が欲しい。
とにかく、とにかく寝まくりたい。総力と財産を余す事なくブチ当てて、寝まくりたい。
というのも2日連続で悪夢を見ている。それもタチが悪く、大事な同僚が一斉に辞めてしまうとか、指を刺されて笑われるみたいなやつ。
朝寒くてますます起きれなくなったという話をしたら、
「まあ起きれる」人と、
「5時には起きちゃう」人と(かわいそう)
「起きる少し前にラジオがついて、部屋が暖まるようになってる」人がいた
えっ
(暖まるようになってるって何?どういうこと?寝てても部屋がそんな整うの?貴族じゃん…)と思ったけど詳しくは聞かなかった。
全員起きれるの、すごい。
ついにマイノリティになっちまったかと思ったけど、身体的にも効率的にも朝型を目指してる人たちに聞くのミスだよね。
「パチパチトングさんね、それはもう…起きたくないんだよ」「終わり」
終わりなのか……
なくなってしまう話
首里城が燃えている映像を見ていると息が苦しくなってくる。ノートルダムの火災も心臓がバクバクした。
あの日目の前で見たものが無くなってしまうこと。
せめて、誰かのミスではなく、自然発火であってほしい…
「もうだいぶ疲れてしまって、働きたくない」と言う人がいて、よく話を聞くと、かなり弱っていて、この人は本当に辞めてしまうかも…と思う。
「もう無理だ…」という人に対して、
(そんなことはない!!)とは言えなかった。
ハイプレッシャー業務、やったからって金がたくさん貰えるわけじゃないし、帰宅後にベッドで非力さについてのたうち回るしかできない…
そういうマインドになってしまうと、人の話が役立つと思えなくなることを知っている。
意地だけで立っていると、辞めたいの4文字が出てこなくなるのもわかる。
断じてスピってないけど、言霊の類は「ある」ので、マジで働けなくなってしまいそうだから…
だから結局、肉を食べにいきましょうとしか言わなかった。
肉は精神を修復する。
修復した精神で、健康に過ごせますように。
祈ってますよ
おわり
ゆるキャンの話
人の買ってきたお土産を、さも自分が買ってきたかのように「あげます」って別の人に渡した時の顔、大好きでたまらないんだけど、気持ちわかる人いる?
最寄駅の100円ショップの店の前に、30cm角の段ボールがたくさん並べてある。
端の方に緑とネイビーの2色展開のキャップがあって、ちゃんと見てないけどG&Aって刺繍が見えて(ちょっといいな〜)と思いながら駅に向かう。
交差点の角でその帽子を被ったじいさんが座っていて、これはもうダイマじゃん。
明日の休み何するんですかと聞いたら、みんな家に引きこもるというので、私も倣って食材を買って帰った。
オリーブオイルを出すたびに、空気が漏れ出してぴーぴー鳴る。
ちょうど目の高さにある棚にスマホを置くとバッチリなので、ゆるキャンを見ながら野菜を切る。立っているので酔っ払ってきた気もする。
slackでゆるキャンのOPが送られてきて
とぼんやりしてたら、
よく見ると女の子が5人いて、
(5人も!? )となる。
というのも漫画を1話だけ読んだことがあって、登場人物は2人だと思い込んでいた。
私が見てたのってゆるキャン?ヤマノススメって山漫画あったよね 山違い?
ということがあり、確認するためにゆるキャンを見ている。
2話の時点で5人揃っていて、あと1話読んでおけば驚かなくてすんだなと思う。
わたしへ
目の前の棚にスマホを置くとバッチリだと書いたけど、換気扇がうるさすぎて全然ダメです。
わたしより
おわり
コーヒーをこぼした話
枕を買った。
クッションカバーを買いに行ったのに、枕と枕カバーが入っている。袋がデカくて、足にべんべんと当たる。恵比寿の人混みで、知らん人にの足に絡みつく。ごめんなさい。
そもそも事は、クッションBにコーヒーをこぼした所からスタートする。
残念ながら、クッションBはカバーが着脱可能なものではない。洗ってコーヒーの染みを取る気概もないし、年季も入っているから捨てることにした。
そうなると取り残されたクッションAが気になってきて、黄色いクッションカバーを変えようと思い立つ。もっと煤けた色のものがいい。
クッションカバーをどこで買うか調べていたら、いつのまにか枕に気持ちを奪われてしまい、世の中の枕レビュー記事を読む。
色々読んだけど、結局はオーダーメイドが最強なわけで、でも今日手に入れたかったから、その辺で済まして落ち着くことにする。
枕Aはそこまで高さがない、というかぺったりしている。首が痛いので、羽毛でパンパンのものではなく、低反発のひらべったいものにした。
端に向かって広がっている作りなので、寝返りを自然に打てるらしい。
枕Bが合わなかったら、一緒に寝る人が来たときに使ってみてもらうつもりだ。
そうそう、クッションカバーも手に入れたよ。サッポロポテトみたいな見た目のやつ。
よく眠れるといいなぁ
おわり