極楽トング日記

日々是好日とは言わないが

地獄の罰の話

こどもの頃読んだ絵本に書いてある地獄の罰には針の山とか大釜茹でとかあって、大体が血だらけになってる中、擽りの刑があったはずなんだけど

「えっ  この中じゃ擽りが一番ライトじゃん」って思ってたけど、そうではないかもしれないと気づく。

 

 

紙パンツ1枚でベッドに寝転がったら、吸盤みたいな機械をぺたぺた全身に押し当てていく。


個人的にはダントツで首、それから脇腹と尻周りがヤバい。

動いちゃいけないし、笑っちゃいけないから、歯を食いしばり簡易ベッドの端を握りしめ、じっと耐える。

 


今日の担当のお姉さんは

「試練ですね、あと少しです!耐えてください!あと1ライン!」

「あっ もう1ラインです!!!!」と笑っていたけど、こっちはマジである。

全身が硬直して、手汗が出てくる。

 

骨が飛び出している部分は難しいのかきちんと当たらないから、お姉さんが全身全霊の力を込めて押し付ける。

足が震えだすくらい痛い。手汗がすごい。

 

あとは、シンプルにレーザーが痛くて、熱々の鉄板をビシッと当てられる感覚。痛みで毛穴が死んでいることだけを糧に歯をくいしばる。

さらに、手汗がすごい。

 

遅まきながら、擽りの刑は有効だということを確信する。

 

 

 

帰りに

「機械が変わったので照射時間が1時間に短縮でき、予約が取りやすくなりました!」

と言われてワクワクでweb予約を確認したら、次は1月末しか空いてなくて笑っちゃった。


嘘は良くないぞ

 

おわり